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東京都国分寺市の新日本婦人の会、国分寺支部のブログです。支部からのお知らせや、管理者ぶんじねこの個人的見解も含んだ雑感など色々を発信します。

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都議会でセクハラやじ調査委員会設置の請願否決。

弁護士の伊藤和子さんの記事から。

http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20141124-00040958/
「女性活躍」って何?  都議会では、セクハラヤジ問題の調査委設置の請願が否決される。
伊藤 和子 |弁護士、国際人権NGOヒューマンライツ・ナウ事務局長
2014年11月24日 13時49分

伊藤さんは
 セクハラが発生した以上、事実を特定・調査し、加害者と加害事実を特定し、適切な処置を講ずるというのはセクハラ対策のイロハのイ。私もあちこちで常々講演・研修などをしている当たり前のことである。
 本件では、まず誰がセクハラ発言をしたか十分に特定されていないという問題があるので、都議会として調査委員会を設置し、発言者を特定することがまず必要である。私も6月にそのような提案をしたが、それって本当に民間では当たり前のことなのだ。
と、書かれています。新日本婦人の会も「セクハラやじ問題の幕引きをゆるさない」と運動をすすめてきました。

署名サイトchange.orgでも「東京都議会における差別発言を許さない市民一同」が「私たちは、都議会本会議内で女性差別発言をした自民党都議会議員を特定し厳正に処分するよう、自民党東京都連に対して強く求めます。」という署名が展開され、91,338人が賛同し、都議会に提出されています。

このサイトに審議を傍聴された方の投稿がありました。関連の陳情や提案は
・女性差別発言を行ったがまだ名乗り出ていない都議を特定すること
・問題解決のために調査委員会を設置すること
・すでに名乗り出ている鈴木あきひろ都議に対する辞職勧告決議を採択すること
・都議の差別発言を禁止する人権条項を制定すること
・自民党会派の吉野利明議長(当時)が差別発言をその場で制止しなかったことを反省し公に謝罪すること
・全都議がヤジについて自制するとともに公に謝罪すること
・全都議を対象として女性の人権に関する研修を行うこと
などがあったそうです。(聞き取りメモ)

そして傍聴の感想としてこのように書かれています。
私たちは、都議会全体を大きく変える必要があります。
 この問題の重大さを理解しない都議たちには、次の都議選でやめていただきましょう。
 私たちと同じ理想を持つひとびとの考えを反映するひとびとに、都議になっていただきましょう。
 このために、私たちは今から働きかけていかなければなりません。
 みなさん、どうかご自分の地区の都議をよくお調べになったうえで、ひとりひとりに働きかけていってください。自分の支持しない政党であっても、あなたの意見を受け入れれば票が伸びるかもしれないと思わせてください。あるいは、プレッシャーをかけてください。 change.org で署名を集めて、それをもって交渉するのもいいかもしれません。
 そして周りのひとびととよく話してください。確かに、隣人と政治の話をすることはタブーだとよく言われます。けれども、そのタブーは、いま権力を握っているひとびとにとって都合よく働くばかりなのです。なぜなら、誰もがおとなしく静かにしているならば、メディアに強い影響力を持つ政治家だけが好きなだけ自分の考えを広めていくことができるからです。沈黙を破りましょう。
 SNS でつぶやくのも手でしょうが、時間をかけて地道にひとりひとりと丁寧に話すことのほうが、実はもっと有効です。SNS は、どちらかというと、考えの似たひとびとが情報を共有しやすいようにつくられています。「自分の周りには、自分と同じ考えを持つひとびとばかりが集まっているのに、反対意見を言うひとびとはどこにいるんだろう」と思ったことはありませんか。 SNS でつぶやいていても、その反対意見を持つひとびとには届かないのです。ネットから離れて、職場で、食卓で、気配りしながら辛抱強く話し合っていきましょう。ただし論戦で勝ってもひとは動きませんから、相手をこらしめる必要がある場合を除いて、交渉というつもりで臨んでいきましょう。
 待っていても政治家は何もしてくれません。私たちが働きかけていって、変えさせましょう。

まるごと共感します!

新婦人は特定の政党を応援する団体ではありません。しかし「主権者運動」として政治をみつめ、政治のリアルを共有しながら、班会やサークル活動で情報共有。おおいにおしゃべりしながらどんな政治を実現するのか、政治の主体は自分たちひとりひとりなんだという意識を高め合っています。

政党や個人を応援したいときは個々の意志で後援会活動をするようにしています。これは思想信条の自由を侵害しないエチケットとしてルールづけしています。

またリンクの記事に戻りますが、この都議会のレポートでは
 かち佳代子都議(共産・大田区)や西崎光子都議(生活者ネットワーク・世田谷区)らが採択を求める演説を行ったあと、採決に入りました。
 自民党や公明党の会派は、上に挙げたすべての請願・陳情のうちどれひとつとして賛成しませんでした。
 民主党の会派は、かなり抽象的な文言のものには賛成しましたが、具体的な対策の提言には賛成しませんでした。維新やみんなも同じようなものでした。
 具体的な対策を含めて上記の請願・陳情のほとんどに賛成していたのは、大山とも子副委員長、かち佳代子委員、清水ひで子理事、西崎光子委員といった女性議員たちばかりでした。ただし都議会自民党の村上英子幹事長は終始冷ややかで、ときにその場の男性議員たちと同じくらい高圧的ですらありました。
と、書かれています。都議会だけではなく、国会でも、そして市(区)議会でもこのような様々な議論で数の力で女性の(その他少数や社会的弱者の)意見がねじ伏せられているのが現状なのではないでしょうか。

安倍政権の突然の解散により、12月14日が衆議院選挙となります。解散そのものは安倍政権の身勝手解散ですが、数の暴力といえる施策をどんどんをすすめる国会に「いい加減にしなさい!」のくさびを打ち込む意味では大チャンスです!

主権者として自分の心に沿った政策をかかげる候補が誰か見極めるために、友達とじゃんじゃんおしゃべりして投票率をあげていきましょう。もちろん白票はだめです。それは単なる無効票。

「わたしが選ぶ。」

それが主権者運動の醍醐味です。

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エンディングノート

「介護サービスを受けること家族が認めてくれない。という相談を受けたけど、どんな風にこたえたらいいだろう」

「夫が定年後、ただ家でじっとして心配。。。というかもはや心配も煩わしい」

「わたしが倒れたらこの家はどうなっちゃうのか気になって眠れないの」

そんな女性たちの、もやもやした悩みを解消する足がかりになるグッズってないかしら?

活動している新婦人では「エンディングノート」づくりを班でとりくむことをオススメしています。

内容はプライバシーにもふれることなので、主に作文になる部分について、みんなでどんなことを書きたいか、話し合ったりして「下書きタイム」にそれぞれが自分のために書くような取り組みをイメージしていますが、これも班ごとにルールづくりすることからはじめられたらいいと思います。

またそういう中で
 ●どんな介護サービスがあるのか
 ●どんな医療機関があるのか
 ●苦労した手続きや相談所探し
などの情報交換もできて、安心できるでしょう?

「夫にどうやって書いてもらうか」というのもけっこう貴重な情報交換になりそうな予感。(笑)

今回のノート作成は、葬儀など最期の瞬間にとらわれず、今日から最期の日までの自分の希望を人に伝えて家族と共有することを目的としています。またこの作業を通して、自分の生き方を静かな気持ちで見直して、小さな生活の変化が必要ならやってみる(気持ちをおこす)きっかけづくりに活用できそうなものを探してみました。

ノート作りをひとりでせず、心許せる友達や家族と話し合いながらすすめてみるのもいいかもしれません。

「エンディング」という言葉にとらわれないノートも、作られているようです。



ぶんじねこは敬老の日に両親にプレゼントして、「交換日記みたいに書いてみたら?」と、提案するつもりです。

義父母のときはふたりとも入院したので、ふたりの意思や経歴が結婚して数年のぶんじねこには把握しきれず、苦労したこともありました。そのことは事実として両親にも伝えて、ふたりの気持ちを尊重したいということもわかってほしいと思います。

    それでも書く書かないは本人の意志しだいですけどね。

班活動、という視点でいうと、ぶんじねこの親世代とぶんじねこ世代でも、話題を共有できるよさもありますよね。

こういったものが目の前にあって、それについて語るということなら話しやすいけど、ぶんじねこが班で
「夫の親が年齢に見合う感じに認知症になっちゃって・・・」
ってうっかり言ってしまったら、まさに
「いやいや、あたしたちその世代だし」
と、哀しい気持ちになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。そう思って実は班会で、そのことをどう話していいかわからず、困ったこともありました。

でもだんだん事実は事実として、こういうことで困ってるということを話しても、受け入れてくださる方々ってわかってからは、話も自由にできるようになってきて、皆さんには感謝しています。

でも、いろんな調査で、特に今の30代以下の若い世代は、自分の悩みそのものを「それを乗り越える能力のない自分の責任」と考えてしまい、人に相談するのが苦手・・・・してはいけないと思っている人が増えていることもわかっています。

いわゆる「自己責任」教育の賜物です。

そういう人も、班会に来ると、気軽に相談できて、まさに「親の世代の代弁者」のストレートなご意見や知恵が伺えたりすると、すごくラッキーですよね。

わたしと夫も、両親の介護を通して、両親の願いがわからないことで悩んだので、いつかまとまった形にしておかないとってよく話して保留状態なので、これをきっかけに一緒に作ってみようかなぁ。




以下はエンディングノートの入手リスト。ご参考に。

コクヨ もしもの時に役立つノート
http://www.kokuyo.co.jp/com/press/2010/08/1068.html

財団法人民事法務協会 わたしの安心ノート(無料DL)
http://www.minji-houmu.jp/seinenkouken/download.html

ナルクエンディングノート
http://nalc.jp/Ending/Ennde1.htm

主婦の友社 幸せのエンディングノート
https://www2.shufunotomo.co.jp/webmado/detail/978-4-07-264905-3

帰蝶社 HAPPY LIFE NOTE
http://item.rakuten.co.jp/aisatsu/end-1/

特定非営利活動法人ライフ・アンド・エンディングセンター もしもノート
http://www.npolec.org/note/note.html

藤岡セレモニーホールみむら エンディングノート(無料DL)
http://www.mimura-inc.co.jp/ending.htm

あんしん相続税.com エンディングノート(無料DL)
http://www.045-805-0707.com/endingnote.html

日刊葬儀社新聞 エンディングノート(無料DL)
http://recordasia.co.jp/funeral/free_endingnote.php

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班でお花見ならぬ笑顔見 ^^

今日は、本当は「行ったほうがいいわよ」と、言われた学習会もあったのですが、班活動が新婦人の基本だと思い、班で企画したお花見に出席しました!

前の班会で
「日頃なかなか会えない人や、お休みがちな人も気軽に参加できる企画」
と、決めていたので、フライヤーも作って新婦人新聞と一緒に読者の方にまで配り、お声がけもできるかぎりして、集まりました。

土曜日も休日出勤の方もいらしたけど、子どもも入れて12人の参加。

でもね、昨日の夜までなんとか桜はもっていたんですが、その後降った雨の影響で、花も散り、雨足も強かったので、場所は急遽公民館にとらせていただいて、おしゃべり会になりました。

家のこと、仕事のこと、ご近所のこと、学校のこと、いろんな愚痴も笑いになり、震災後の自治会の役割や、PTAの役割、若い人の興味関心と近づくためのヒントなど、いろんな話題が沢山出て、本当に元気になりました。

定年後の旦那様の生活について、心配したり不安を持つ方は少なくないですね。エンディングノートづくりなどを通して、家庭の中で命について考えるきっかけになればいいなと、ぶんじねこは思いましたよ。たてのものを横にもしない旦那様は、時に奥様を「お母さん」に仕立て上げてしまいます。もちろん個人レベルで、お互いそれでいいならいいのですが、たいていの場合
「なぜにわたしが今あなたのためにそこまで。自分でできることなのに」
ってお考えになる方は多い。

それでも奥様たちって、たまには旦那様とお花見に行きたいなどの思いはもってらっしゃるんですよね ^^ そこで
「そうよ、そういう気持ちがあるなら、綺麗なお花でも見ながら
 実はね、この間こんなふうだったのは、あの言葉が悲しかったのよ
 わたしだって傷つくのよ?」
って可愛く言ってみたらどう?など、周囲のほうが盛り上がってシーンを想像したり。それで頬を赤くしたりしてる方は、実際とってもかわいくて、一番身近な旦那様がそのかわいさを忘れてらっしゃるとしたら、もったいないなぁ~って思いました。

一方、家事がほとんどできずに高齢になってしまった旦那様は、日本全国にいらっしゃる。

被災地では、避難所でたったひとりの女性になってしまったため、お料理係を任命された女性が、熱でたおれたとき、それこそ旦那様でもない男の方に
「あなたがそんな体調じゃ・・・今日はカップ麺だけでいいな」
と、言われて、自分が倒れてはだめなんだというプレッシャーを感じた会員さんもいらっしゃるとか。

「でもね、わたしがもうこの歳になってそうそう変わらないように、夫もあの歳になって変わるのは難しい。それならわたしが変わるか、聞き流すか、どっちかなのよね~」

と、おっしゃる方のお顔は、とても優しくて素敵でした。

新婦人の班活動の手引きには「どんな悩みや要求も、この会にもちこみ、みんなの問題とすること」と、あります。

そういう意味で、心から共感し、話を共有できたこと、これぞ新婦人っておしゃべり会でした。

でもなー、それが晴れた桜の木の下でできたら、本当によかったのにな!

またやりましょうね!

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「大丈夫」ってほんとう?

寒暖の予想がつかない毎日。体調くずされていませんか?

実はここ2~3週間の間に、わたしが何故かとってもくよくよした毎日を過ごしてしまっている時があることは、昨日のブログにも書きましたが、今日、ちょっと

「あ!もしかして・・・!?」

って、思ったことがあります。

最近、どうも顔色が冴えない方によくお会いします。

そしてその方々の様子の特徴。
  ○顔色が悪く、無表情
  ○声のトーンが暗い、もしくは平坦な話し方
  ○はっきりではないけど少しよろけている
  ○咳や喉の調子がおかしく話すのが億劫そう

そういう方に
「大丈夫?なんだか今日、お疲れじゃない?」
って、お聞きすると、ほとんどたいていの方が
「え・・・?そう?そうでもないわよ。大丈夫よ」
と、お答えになります。

ところが・・・何故かその翌日か翌々日になると、その方本人もしくは、その方と会う約束になっていた方からこんな話を聞くのです。

「そんなにたいしたことないと思ってたんだけど、今朝になると熱が出てたのよ」



そう!皆さん、上記のような症状は多分、今流行っている風邪の症状です!!



自覚症状が本当にないのか、女性ならではの、人に心配かけたら申し訳ない、迷惑になってしまうという慎み深さからくるものなのかわかりません。

ただ、わたくしぶんじねこは、そういう方々が、ちっとも話していても楽しそうではなく、お返事も空返事でいらっしゃるので・・・しかも具合がわるいわけじゃないとおっしゃるので

(あぁ・・・わたしと話したくないってお気持ちがどこかにおありなのかしら・・・
 くすん・・・
 やっぱり色々作業も前に仕事してらした方ほどできないし、
 あきれてがっかりしてもういいやって思われてるのかもしれないな)

なんて思ったりしてたんです。本当です。それで自分に反省点があればなんとかしたいのですが、もうその方のどことなく無表情なせつなそうな様子を思い出すと、お気の毒な気持ちになって、申し訳ないやら悔しいやら・・・やっぱり自分って人をつまんない気持ちにさせちゃう存在なのかしらと、ついくよくよしてしまうのです。

今月前半はずっと、そんな気持ちが連続していた日々でした。

皆さん。

人に
「大丈夫?」
って聞かれた時は、瞬間的な自覚症状で
「え?別に平気だけど、大丈夫よ」
と、判断するのはやめましょう。

「え?・・・そうかしら??あら・・・そうなの???
 ちょっと深呼吸でもしてみましょうかしら」

そのくらいのこと、
「大丈夫?」
って聞いた人はする間は答えを待ってくれますよ。だから
「大丈夫!」
と、即答せず、どうぞご自分の身体と10秒~30秒くらいは会話してみてください。

そういえば、ちょっとくらくらするとか、
そういえば、ちょっと息苦しいとか、
そういう信号を無視せず、どこが調子が悪いか、自分の身体に聞いてください。

やっぱりいつもとちょっと違うってことに、お気づきになりませんか?

そして忙しくても、よきところでなるべく早く区切りをつけたり、
寝る前にハーブのお風呂に入ったり、
ビタミンたっぷりジュースを飲むなど、少し身体をいたわってみてください。

でないとね?

何人もの人が、わたしと会話してるとつまんなそうなの!昨日まで元気に受け答えしてくれていろんな約束もしたのに、今日は実に実につまんなそうなの。

そんな連続って、かわいそうでしょう~。わたしも、あなたの身体も!

わたしは今度同じ顔色の人がいたら、わたしが発見した症状を言ってみて、自覚症状のもうちょっと深くを確かめて見るよう、再度すすめるようにしようと思います。

それでも大丈夫とおっしゃるなら

「ぶんじねこと話してるのって、そんなにつまんないの?」
って、ストレートに聞くことにします!

もうくよくよ考えるのは疲れた~~~~。

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ジェンダーについて思うこと

かぶんブログに、アメリカのロック歌手、シンディーローパーさんのインタビューの全文が掲載されています。

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/112997.html


シンディが歌うテーマのひとつに、ジェンダーの問題があることを知りました。

わたしが感じるのは、日本人は男も女もジェンダーの問題を語り合うのが苦手だなってこと。

現状として、今は男性が女性を蔑視する、という状況はずいぶん減ってきたと思います。しかし皆無かというとそうではない。けれど男性は
「女性だってそういう甘えられる地位におおいに甘えて生きているじゃない」
と、いう人もいます。

ではどういうことが甘えなのか。

主には「そんなに必死で働かなくてもそれは男に任せておけばいい」という考え方です。しかし現実は、必死で働くという選択肢がない、もしくは、子どもがいるなど家庭環境的条件の中で、男性女性どちらが働くとなったとき、女性のほうが家での仕事がどうしても多くなる側面もあります。

世界的に見ると、実は日本の女性と男性の賃金格差は異常に大きいです。また、出世する率も男性のほうが高く、正社員正職員の比率も男性のほうが圧倒的に多い。同じ仕事をしても、男性のほうが収入が多いなら、女性が家をメインにして仕事は男性に任せる・・・そういう流れが「話し合いもないまま、当然のように」決まっていく。

それは差別ではなく役割分担だという人もいます。

けれど選択の自由があるなしでいうなら、やはり女性にはそれが少ないと感じます。これがとても、問題なのです。

女性が文句を言ったり権利を主張したりしなければ、けんかにもならず、家庭も会社も円満だという人もいます。けれどそれは本当に円満なのでしょうか。男性だけが円満だと思っていて、女性は「わたしが我慢してるから」という言葉を飲み込んでいるだけのことではないでしょうか。

日本に目立った男尊女卑思想がなくなった反面、女性自身にとってもしている我慢や選択肢のなさについて問題が見えにくくなり、女性にとって社会が停滞期に陥っている現状というのはあるのではないでしょうか。

・・・とはいえ、雇用の不安定で男性だから安泰というのでもなくなりました。

働いていてもワーキング・プアという言葉さえあり、その条件の厳しさは男性だからないというのんきな時代でもありません。

シンディは、女性たちをどう歌うのか、改めて聞いてみたくなりました。

新婦人では、来年度は改めてジェンダーの問題について学習会を開いたり、アクションをおこしていったりしたいと聞いています。わたしも今、自分の生き方を考えるうえで、この問題はさけて通れないと感じるようになっていて、タイムリーだと思っています。

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