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東京都国分寺市の新日本婦人の会、国分寺支部のブログです。支部からのお知らせや、管理者ぶんじねこの個人的見解も含んだ雑感など色々を発信します。

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日立中央研究所の庭園開放にお邪魔しました。

ほんとはね。労政会館で平和交流会をしていたので、そちらに行くべきだったのですが・・・。

土日は基本的に家族デー!ということで、昨日は絆ソーイングでしたし、今日は家族で過ごしました。



ここは野川の源流のひとつです。

日本の木々。自然。水。



震災から、これらのものがただ美しいだけのものではなく、人間の文化、生活においてどれだけ欠かすことのできない、命の源であるかを、考えるようになりました。

同時に、企業が利益を追求すべき存在であるのは重々理解した上で、一社でとはいいません。より多数の力のある企業が、社会のひとつである責任として、環境や社会の隅々に目を行き渡らせた、凛とした姿勢をとって、日本という国全体をより豊かにすべく動いて下さることが、どうしても必要不可欠なのではないかと、思うようになりました。



一社で綺麗事を実現に移すのはリスクは高いでしょうが、同業や同規模の企業が、ルール作りを検討し、例えばその会社の下請けの下請けで働くひとりひとりの生活や、貿易国にある森の木々の一本一本までケアできるようなプランを実現してくだされば、地球はもっと、いい星で在り続けられるのではないでしょうか。



そういう視点からみて、日本のTPP参加を強く求めてきた経団連の姿勢は、どうだったのでしょう。


原発に対する姿勢は、今後も含めどうあるべきなのでしょう。



日立のホームページを見ると、環境に配慮した火力発電向け石炭の活用や、タービンの開発なども進められています。研究開発には企業としても投資が必要であったりして、相当な努力をされていることと思います。

この、武蔵野の自然をそのまま抱いたような庭園を守るように、今後も地球全体を守る力を発揮してくださること、期待しています。

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噂は噂ではなかったことを市民が確かめてきた話。

国分寺市では先日、副市長と各団体が一同に介しておこなう要求実現の市民交渉がありました。これは38年の歴史があるそうで、ぶんじねこは昨年参加しましたが、昨年は市長がすべての話を聞いて、担当部署や市長直々の回答などがあり、かなり勉強になりました。

すごく記憶に残っているのは、冒頭で市民から
「市長は心の目と耳で聞いてください」
と、声が出たことに対し、会の最後の市長の挨拶で
「おっしゃるように心の眼と耳で聞きました。お答えについては、事前にご用意した書面のとおりです」
と、お答えになっていたことです。

市長は今年は批判的な意見ばかり聞くのは、建設的ではない・・・などとおっしゃり、副市長をまじえて分科会形式で交渉があったそうです。

その場で、学童保育の指定業者について
「決まった業者はニ社のうちのひとつでしかなく、広く公募したといえるのか。また、一方の業者は八王子市で指定業者をしている会社だが、決算に不備があったと聞いている。ごまかし可能性もある。そんな業者を国分寺市に入れて大丈夫か」
という質問があったそうです。

そこで、副市長が
「公式の発表にない、いわばうわさ話を元に市は判断することはできない」
と、回答しました。

質問者はそれを聞いて、八王子に実態を質問し、情報を得てきました。それは、決して国分寺市が受け入れるにあたり、いい情報ではありませんでした。やはり不明な決算があり、結局その業者は八王子では外されるそうです。

質問者は
「副市長は公式な見解があれば考慮できるとのことでした。公式見解を持参してきましたので、お受け取り下さい。」
と、市にその書面を手渡しました。

わたしはそれでとても胸があつくなり、怒りとも哀しみともつかない気持ちになりました。

副市長や市は、どうして業者についてもう少し真面目な調査をしていないのでしょうか。いってみれば八王子の市民でもない一般が、八王子市に問い合わせて教えてもらえた、秘密ではない会計監査報告です。

やはり調査が甘いとしか言いようがありません。疑問が市民から上がった時点で、少なくとも市として調査する約束をしてくれるべきでした。それを事実上はねのけられた市民が、自分たちの子ども達を、安心で安全な学童保育所に通わせたい一心で、八王子に出向いて資料をもらってきたわけです。

単にご苦労様で片付く話ではなく、そこにどれだけ一途で真面目な気持ちが流れているか、市はそこまで考えて今後回答、そして行動すべきと思いました。

市は
「(保育園も学童も)民営化=質の低下とは限らない」
といいます。

が、質の低下にならなくても、質に対して口出しできる範疇からはみ出すことは事実です。

現に、今ある民設民営園に対する苦情を市にうったえても、市は仲裁役にはなりますが、保育園に対して指導の権限がないと自ら認めています。全体計画実施後、それが急に円滑に進むというのは滑稽です。

また、この春明らかになった指定業者による駐輪場の横領について、やっと今月、その指定業者を外すことをきめるところまできました。こんなに時間がかかるのは、契約に不備がある、制度そのものに欠陥があるとしか言えません。

そこを保護者や市民が心配しているのに、市は
「質の低下を招かないよう努力する。そのための全体計画なので理解してほしい」
の一点張り。まるで疑問や不安をいだいた市民が理解が足りないような言い方です。

その部分でずっと平行線が続いています。

今度は各保育園にて市の説明会があり、そこでは保護者から出された質問に、具体的に回答してくださればいいのですが。そして指摘された不備については真摯に受け取り、再検討課題として、本気で取り組み、市民参加の保育園づくりをして欲しいです。

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長期計画サロンにお邪魔してきました。

今日は、国分寺市が主催する、長期計画サロンの福祉分野にお邪魔してきました。

ぶんじねこは国分寺市の福祉には沢山お世話になってきました。

まず子どもが双子だったこと。

国分寺の母子手帳っていわさきちひろさんなんですよ~。ぶんじねこが妊娠が発覚したとき小平在住で、14週で越してきたのですが、母子手帳をあわててとってしまったこと、どれだけ後悔したことか・・・。いいですよねー。ちひろの絵!

それはともかく・・・。

双子が生まれるまで、生まれた後、助産師さんが市の手配で実家の自治体からも訪問してくださったり、産後も相談にのってくださったり、本当に助かりました。ファミリーサポートにもお世話になりました。これはもう少し利用しやすいシステムと料金だといいなと思い、今日ご意見をあげてきました。

次にぶんじねこは、夫の両親が高齢だったため、短期間でしたが介護と看護のお手伝いをさせていただくこととなりました。このときも、市の在宅支援センターにとてもお世話になりました。その紹介で認知症専門の病院にたどりつくこともでき、ようやく家族全体が、受身の介護だけじゃなく、症状そのものに向き合える姿勢になれました。

なのでぶんじねこは、育児が一段落した段階で、市とつながりの深い、ボランティア活動にも参加して、少しでも市の皆さんのお役にたちたいなーと思って二年くらい頑張ってたのですが、今は子ども達がボランティアの時間帯に帰宅するため、あまりちゃんとそちらの活動ができていません。ごめんなさい。

そしてなんといっても、保育園。

待機児童の問題については、だいぶ解消されてきました。ぶんじねこが娘たちを保育にたえない家庭環境だった時期(義父の認知症が大変だったとき)に保育園を検討したのですが、空きがないということで緊急一時保育を申請して、通わせていただいた時期もありました。こういうフォローについては本当に市には感謝しています。

そして3歳時からは保育園に預けることができ、義父母のお世話も納得いくようにできましたし、自分のライフワークの足がかりを築く期間にすることもできました。

がしかし。

その市が、保育園を民間にほとんど委ねようとしていることについて、不安がどうしても払拭できません。市は様々なニーズにこたえるため、民営化するといいますが、具体的に民営ならよりよくなる、そういう保証がないのです。民間の保育園に対して、市は口をさしはさむことは法的にもできません。それを埋める方法について、市は具体的に回答してくれず、ただ「民間だから質が落ちるとはいいきれない。理解してほしい」を繰り返すのみ。

質というのはなんでしょう。

本当に細かいわたしたちのニーズを、市は責任をもって受け止める気持ちで言ってくださっているのでしょうか。

ただ、サロンのような場を提供してくださったことについては、本当に嬉しく思います。せっかくの場なのでこれからも思いのたけを伝えてゆきたいと思いますので、よろしくお願いします。

個人的な感想のみ。報告はまた明日にでも。

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長期計画サロンとは・・・
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/torikumi/13187/015521.html
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/torikumi/13187/015520.html

国分寺市のホームページにリンクしています。

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「国分寺市長期総合計画策定推進本部」とサロン

国分寺市HPより
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/torikumi/13187/015521.html

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 市では、市長を本部長とする「国分寺市長期総合計画策定推進本部」を設置し、さらにこの本部に5つの部会を設けて、分野ごとに計画案を策定していきます。
 以下が、それぞれの部会とそこで検討する内容になります。

総務部会

 市民生活全般に関する内容を話し合います。また、市役所の運営についてもこの部会で話し合います。

 具体的なテーマは、参加と協働、市民活動団体、コミュニティ、人権、男女平等、防災や危機管理、文化や芸術、経済や雇用、行政運営や人材育成、市役所庁舎建設などです。

厚生部会

 福祉に関する内容を話し合います。赤ちゃんからお年寄りまで、すべての世代への福祉施策が対象になります。

 具体的なテーマは、保育園、学童保育所などの児童福祉、市民の健康維持や医療体制、高齢者・障害者などへの福祉施策などです。

建設環境部会

 都市整備や環境問題に関する内容を話し合います。国分寺駅北口再開発事業についてもこの部会で話し合います。

 具体的なテーマは、自然環境の保全や整備、公共施設の維持補修、都市計画道路やその周辺の整備、ごみや環境問題、国分寺駅北口再開発事業などです。

文教部会

 主に国分寺市教育委員会が主管する、教育に関する内容を話し合います。

 具体的なテーマは、小中学校の教育、生涯学習、スポーツ振興、史跡武蔵国分寺跡などの文化財、公民館、図書館などです。

財源調整部会

 平成24年度から29年度の財政計画に関することや、各分野別の財源配分と全体調整に関することなど、これからの市の財政状況について話し合います。

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 そして一般参加のサロンが設置されました
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/torikumi/13187/015520.html

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 11月から平成24年1月に開催する各部会で、市民の皆さんのご意見を反映できる場として「サロン」を開きます。
 この「サロン」は、部会の議論と同時進行で行ない、部会員と市民とが一緒に話し合う場として部会ごとに設置します。自由参加ですが、登録制です。

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保育園や学童については厚生部会
学校給食(民間委託する計画あり)については文教部会
公民館(使用料をとる計画あり)については総務部会
  など分野に分かれ、複数登録可だそうです。

本日、厚生部会サロンが開かれた模様。参加者のご報告を待っています。

参加者の希望により、少なくとも厚生部会サロンでは託児の用意がはじまるそうです。申し込みの際に一言添えられたほうがいいかもしれません。

ぶんじねこも都合がつけば参加してみようと思います!

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指定管理者制度導入に不安

まずは、市報こくぶんじの記事の該当部分をご紹介します。

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本町四丁目臨時自転車駐車場における
使用料の一部着服

 市では、市有料自転車等駐車場の管理を地方自治法第244条の2第3項の規定により、指定管理者に委託しています。5月9日、本町四丁目臨時自転車駐車場の指定管理者である日本環境マネジメント㈱社員2人が、同駐車場で、自転車駐車場一時使用証を改ざんして、使用料の一部を着服していたことが明らかになりました。

 市は、事実関係を明らかにし、厳正な対応をしていきます。また、再発防止をはじめとする改善策を講じ、利用者の信用と信頼を回復していきたいと考えます。市民の皆さんには多大なご迷惑をおかけしたことをおわびします。

(市報こくぶんじ 23・7・15号)

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新聞にも載ったので、ご存知の方も多いと思います。

この問題で、ポイントがいくつかあります。

●着服そのものの問題。
●着服を市が把握したのは業者の報告があってから(新聞報道による)という市の管理の限界の問題。
●把握しても対応が決まらない問題。(方向は刑事事件にして対応)
●この問題は「任せられることは業者に任せる」という市長のアウトソーシングの考え方を基本としている問題。
●今回は直接命にかかわる事例ではないが、保育、学童保育、学校給食など、指定管理者制度そのものについて、市民の命と健康について、市がどこまで把握し、対応し、責任をもてるのか、実際がよくわかる例となっているのではないか。


このことは、市議会で少なくない議員さんたちも懸念しています。

経費削減に民営化というけれど、結局健全な運営を維持してもらうには、まじめに取り組むならむしろ、市の責任はより重く、口ばかりの提案などではない、人的支援や管理業者の管理という手間を考えると、むしろより負担が重くなるという可能性さえあるのではないでしょうか。

心配です。


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