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東京都国分寺市の新日本婦人の会、国分寺支部のブログです。支部からのお知らせや、管理者ぶんじねこの個人的見解も含んだ雑感など色々を発信します。

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Bye-bye原発国分寺アクションに参加しました。

今日(25日)は午前中はあたたかいかな~?と思ったけど、ずいぶん夕方は冷えましたね!

以前より原発ゼロをテーマにした地元でのアクションに参加したいな~と思っていたぶんじねこ。Bye-bye原発国分寺の皆さんのアクションに合流しました!宣伝内容は国分寺での映画と語り合いのご案内。

2013年2月23日(土)
会場 国分寺労政会館4F第5会議室
東京都国分寺市南町3丁目22-10 国分寺駅南口より徒歩5分
主催:TEAM二本松と被ばくからこどもをまもる実行委員会
参加費:1000円(カンパ大歓迎)全席自由席 

講演と映画界プログラム
12:00開場
13:00開始・主催者あいさつ
13:15~14:15佐々木道範さん講演
14:15~14:30休憩
14:30~15:00映画上映
15:10~16:00質疑応答など

チケット問い合わせ先
TEAM二本松と被ばくからこどもをまもる実行委員会
https://www.facebook.com/kodomoomamoru
立川市若葉町1-10-1ひろばサラ内 
紀平(きひら)042-535-8239
国分寺市富士本
田中 080-3455-4537




今日の宣伝は、夕方のお買いもの時間でしたので、ベビーカーをひいた親子連れが多く、立ち止まって聞いてくださった方や、学生さんたちのグループがチラシを受け取ってくださったり、とても元気になるものでした。

今脱原発アクションをすることにいろんな意義があると、ぶんじねこは思っています。

そのうちのひとつは、放射線測定の公開、情報の共有です。事故を忘れず問題意識を共有する人が多ければ、わたしたちのくらしを守る目が多くなり、おざなりにできない問題となってゆきます。慣れてしまう、許してしまうことは、原発がなくならないことだけでなく、今現に起きている事故、そして放射能問題をうやむやにして、子どもたちを苦しめることになるでしょう。

国分寺駅前アクションは毎週とはいきませんが、参加者がふえてゆくといいなと思います。

どうぞ映画に足を運んでくださいね。

それと今日の宣伝には、映画のチラシのイラストの柚木ミサトさんのプラカードと、ぶんじねこのお友達のSASAYAKI Taroさんのプラカードも使わせていただきました。どうぞ作家さんのサイトより皆さんもご活用ください♪

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NaIシンチレーション検出器は、国分寺市で正しく使われているか?

twitterで、色々な方の声を聞くことができます。その中に
「国分寺市はいい機械を持っているのに宝の持ち腐れじゃないか?」
という声を拾いました。

会員さんの中にも原発事故以来子どもにマスクをさせないと落ち着かない、外で子どもを遊ばせたくない、学校給食を食べさせることが心配、家でどんなものを食べさせていいのかもうよくわからなくて不安ばかりがつのる、という声を聞きます。

ぶんじねこ個人は、産地ではなく検出値で食材を選ぼう!という考えで自分の気持ちの均衡を保つようにしていますが、それでもやっぱり子どものことですから
「国分寺市は測ってくれてるからもう『絶対に』大丈夫!」
とは思えません。

原発事故については国や東電による事実の隠蔽や情報操作が次々明らかになり、その中に
「放射能の測定値、もしくはその測定値をどう見るか」
という情報にもばらつきがあります。

(いくらなんでも低線量の被曝にはむしろ抵抗力がつく効力がある、なんていう情報を信じることはできませんが!)

一度不安に思うと「個々が納得いくところまで追求しないと不安が拭えない」それがこの事故と放射能について根が深く複雑な問題、そして課題だとも感じています。

あれこれ考えてみましたが、まず、市民は税金を払っている立場であるのでメーカーさんにとって広義ではお客様であろうと思い、偉そうにするわけではありませんが、利用者のひとりとして、質問をいくつかしてみようと思い立ちました。

国分寺市のHPによると、使用機器は
○測定機器:EMF211型ガンマ線スペクトロメータ(NaIシンチレーション検出器) ◇EMFジャパン株式会社
だそう。早速電話してみました。

●質問
  新日本婦人の会国分寺支部のぶんじねこです。国分寺市では給食食材の放射能検査をしてくれるようになり、大変感謝している立場のものですが、専門的なことがわからず、会員や市民から不安の声も出ています。その中に「市ははたして機械の性能を有効に生かして測定しているのか?」という疑問の声が出ました。それでお電話を差し上げています。メーカー様から国分寺市に、「機械の性能を最大限生かして適正に使用されているか」指導することはありますか?

●回答
  お電話ありがとうございます。使用方法について、明らかに間違えているというときにご指導させていただくことはメーカーの責任としてはできるのですが、「機械の性能を最大限生かす」という指導はする立場ではございません。厚生労働省の「下限検出値を●●以下に設定する」などの基準をクリアをしていただければよいということになっております。

●質問
  機械の使用方法について、講習会や定期点検にともなう使用法チェックなどはメーカーのアフターフォローとしてしていますか?

●回答
  特に位置づけてはおりません。ただ特定のお客様ということではなく、会社の中でもより正しく使っていただけるかということは課題だという話は出ております。現状はこの春から検出基準が変わったことにともない、メーカーも試行錯誤や模索しながら使用法を理解していただく段階にあります。なので組織的、定期的という意味で実践はまだされていません。講習会や利用者交流会のような企画は検討してはいます。

●質問
   これまで講習会や交流会はされていないのですか?

●回答
   現段階では、どこどこが顧客でいらっしゃるいう情報公開はメーカー側からはしておりませんし、またそれをしてもいいかという問題もあり実現してはいません。

●質問
   素人感覚でいうと、人間のやることなのでだんだん丁寧さがなくなっていく、誤解したまま使用してしまうなど、機械を正しく使い続けるということはけっこう困難だと思うけれど、それができているかどうかということを、税金を払っている市民も自治体ごと広義に利用者といえると思うので、チェックし、確かめる権利もあると考えています。メーカーのHPなどで、機器の取り扱い説明のおいての注意やポイントを公開されてはいませんか?

●回答
   商品カタログについては公開しております。しかし詳細については公開しておりません。理由として、本来この機械は大学の研究所など専門知識や技術のある方向けに開発された商品で、分類では精密機器です。少なくともハンディタイプのガイガーカウンターとは全く違うものです。説明書などもかなり専門的だったり詳細にわたったりするので、仮に取り扱い説明書を公開したとしても、一般の方に理解していただく目的では使用できないのではないかと考えています。もちろんお買い上げいただいた場合には差し上げております。一方で同時に、機器の取り扱いがなるべく簡単になるよう、開発努力をしている最中でもあります。

●質問
   ということは逆に、わたしたちの自治体でもそれを使用している人は必ずしも専門的知識があるとは限らず、一般市民と同じ知識レベルの職員の誰かが付け焼刃的に測定している可能性もあるということですね?

●回答
   自治体により専門機関に依頼している場合もあるとは思いますが、そのように使用されている個人や団体もいらっしゃると思います。

●質問
   つまりやはり、より有効に検出器が使われている可能性については、当初お聞きするより心配な要素は強いように思えてきましたが、どうでしょう?

●回答
  たしかにそうです。残念ながら現段階で明らかに間違えているということは把握できればご指導させていただいておりますが、たとえば「このような使い方をすれば検出下限値を最大限下げることができるよ」というようなご指導をすることはわたしどものほうではできません。

●質問
  是非、使い方や内部被曝についての専門知識を共有し、支えあう取り組みにメーカーとしても努力していただきたいなと思います。

●回答
  具体的にどうするということは現段階ではお約束できませんが、お気持ちはよくわかります。

●質問
  検出下限値をどこにすえるべきか、出たデータをどう見るか、またどこからどこまでが安心かというのは、わたしどもの会でも個々に感じ方が違い、意見をまとめることも困難です。ただ事故については関連メーカーや被災者、会員会員でないによらず、ありとあらゆる知恵を結集して乗り越えてゆく課題であることだけは確かです。原発の再稼動についてはわたしたちは反対の立場ですが、放射能問題をどう乗り越えるかということは、これとは別に、「より安心安全であるべきである」ということだけは確かですよね?具体的に「ここからここまでで、内部被曝も実際しなくてすむし精神的にも不安を払拭できる」ということはなにか模索しています。メーカー様にも専門知識のある立場としてご協力いただくことはこれからも沢山出てくると思います。お忙しいところご迷惑とは思いますが、またわからないことが出てきたら、お電話をしてもかまいませんか?

●回答
  かまいません。どうぞお気軽にお電話ください。

●質問
  メーカーさん主催の市民向け講習会など、お願いしたら来ていただくことはできますか?

●回答
  申し訳ありませんが今はそのような用意があるかも把握しておらず即答できません。ただ・・・もしよければこういう精密機器を使用しながら研究されている大学なども沢山ありますので、市民の講習会などについてはそういったところから先生をお呼びするほうが一般の方にも理解できる内容で企画していただけるのではないかと思います。また、市民団体でこういったジャンルで自主的に調査されているところもありますので、そういったところで指導されている研究者の方もいらっしゃると思います。そちらにお問い合わせいただければと思います。

●質問
  (思いつく例をいくつかあげて確認)

●回答
  (そういう方向で)

ありがとうございました。

==========

以上、わたしも相当どきどきしながら電話をしたので、まとまらない話になってしまいました。大変読みづらい内容だったと思いますが、国分寺市が機械を有効に使えるかどうかというのは、市の自主的な努力にかかっている、ということだけは明らかになりました。

厚生労働省の検出基準に市が依拠しすぎていないか、市民として市にもはたらきかけてゆきたいと思います。

安心するにも・・・統計学的にはデータが足りていない。それが日本です。統計をとるためにも正確なデータを把握すること、より多くの分母が必要であることは絶対条件。身近なことから未来に向けて、動いてゆきたいと思います。

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第32回母親大会に行って参りました♪

今年のテーマは、脱原発でした。

母親大会は、スイスで核廃絶を誓う母親の集いをスタートにして、世界でつながっているアクションだそうです。

わたしはネーミングこそ耳にしていたものの、参加するのは初めて。

会場には様々な団体や個人のご参加があり、
「わぁ~、あなたも脱原発の思いを持ってたんだね!うれしー!!」
みたいな久しぶりの再会をわたし自身が体験したりして、みのりのある一日でした。

● ママバージョンのコーラス

すばらしかったです。元々、同じ保育園の保護者だった皆さんが、パパさんたちのバンドの結成をきっかけに、ママさんたちもスタート。続けていらっしゃるとか。
 あなたはどこに、美ら歌など、心にしみました。

あなたはどこに、は、福島の詩人の方の作詞ということでインターネットで検索してみましたところ、詩人の方がTwitterで書かれていたものをまとめて紹介されているサイトを発見しました。
http://www.nonmon.com/banana/20110509020033.html
和合亮一さんのTwitter

● 開会の挨拶のあと、講演。安田節子さんによるわたしたちが「食の安全」のためにできることはで、じっくり学習会をしました。

詳細は別の記事としてアップしたいと思いますが、本当にお聞きしてよかったと思います。

まず、わたしたちが「この地で生きる」「何を食べる」「何を育てる」という判断材料に必要な「放射線量検査」。次に「補償」。そして展望をもって願いを実現する根源をみつめて生きること。

たとえば母親大会では「地球(土)にかえらないものをゼロに」の願いが集まっている。その実現にどんな努力が必要か、どこが譲らない点なのか、常につかんでいることが大事だなぁと思いました。

質疑応答の中で
「究極の選択になると思うけれど、安全な場所の無農薬ではない野菜を食べることと、キケンと思われる地域の野菜を食べることは長期的に見てどちらか危険なのか」
という質問がありました。

安田さんのお考えでは、放射線を含む食品を摂取するということは、遺伝子破壊が進みやすい状態に身体がなっているということ。そこに土にかえらない質のものを取り込むということは、よりリスクが高まるということを、胸にとどめておくほうがいい、ということでした。

また、それでは危険と思われるエリアのものを食べないだけで解決するのかといえば、遠く離れている場所に住む人でもできることは、結局危険と思われるエリアに住む方々の長期的視点も含めた補償を、国や東電に粘り強くはたらきかけていき、エゴに陥ったりしないことともおっしゃっていました。

前の記事にも書きましたが、この関連が薄いと、同じ放射能への不安を持っていたり、脱原発の思いを抱えていながら不安と不満のぶつかり合いで、原発事故の(程度の差はある)被害者同士が分断してしまうことにもなってしまいます。

ともかく一に測定、ニに補償の立ち位置を忘れないことだと把握しました。



うちにも市がつけてくれた、雨水浸透枡が4つあります。正直いって漠然と怖いので、測定していませんでしたが、勇気をもって事実を把握し、もし汚染があれば補償を求めていくこと、同じ不安を抱えている人の悩みにこたえることも、アクションの一つになるんだと思うと、自分ができること、仲間とできることも、昨日より喘鳴に見えてきたと思います。



少し興奮気味で読みにくいレポートになってしまいました。

安田さんの著書
「食べ物と放射能のはなし」
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