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東京都国分寺市の新日本婦人の会、国分寺支部のブログです。支部からのお知らせや、管理者ぶんじねこの個人的見解も含んだ雑感など色々を発信します。

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このままでいいの国分寺市民のつどいvol.5



今日はこれから(13時30分)国分寺労政会館で「このままでいいの国分寺市民のつどい」です。

先日テレビを見ていたら、体罰問題で世取山洋介先生が「子どもを見守る視線が大切」など発言されていました。いいこと言ってくださる方がいるなぁ・・・。と、思っていたら!

なんと「子どもの権利条約と国分寺行政は関係ある?ない?」をテーマにお話ししてくださることになりました。すばらしいっ。大感激です。

フロアからのご質問も受け付けます。

あいにくのお天気ですがお子様連れOKです。どうぞお気軽にお越し下さい。資料代300円です。お得です。

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【対話アクション】日の丸君が代を学校で強制しないで!

今日は、市内の小中学校を回って、校長先生と懇談。

毎年、
「教育現場で日の丸君が代を強制しないでください」
と、お願いして歩いていますが、今年はそれに加えて
「いじめや体罰問題を解決するには、学校と地域の連携が大切だと新婦人は考えています」
ということをお伝えしようと、意思統一してお伺いしました。

お忙しい時間を割いてお話を聞いてくださった校長先生、校長先生が学校行事の引率、新年度関係の会議などのご事情があってもお時間をくださった副校長先生、本当にありがとうございました。


毎年、お手紙をお渡ししていますが、今回は、わたしたちの生の声や願いがダイレクトに伝わることを願って、会員の方に一言コメントを書いてもらって、色紙にして持参しました。真ん中の絵は、絵手紙小組のKさんの作品です。

「孫が小学生です。学校がとても好きだといっています。これからも子どもがのびのび過ごせる学校をおねがいします」
「国家に役立つ人間を育てるのではなく、国家を育てられる人間に育ててもらえる学校を」
「子どもの権利条約の実現を国分寺市からスタートできるような自由と平和の学校を」
「正しい歴史を子どもに教えてください」



ある学校の校長先生は
「わたしたちは強制はしていません。日の丸も君が代も国にとっては大切な存在。あるべきものだと考えています。ですから強制ではなく大切に思う心をもってもらいたいと考えています」
と、おっしゃいました。そこで
「第二次世界大戦のときには、日の丸君が代と教育勅語で、軍国教育がされ、戦争の道を日本は歩んできました。今、憲法が変えられてしまうかもしれないという時代の中、子どもたちがまた、同じ教育をされてしまわないか、わたしたちは心配しているのです。教育現場では当時のことを的確に子どもたちに伝えたり、先生方の間でも自由に語り合ったりして、日の丸君が代の歴史をふまえつつ、平和が実現できる学校教育をお願いしたいのです」
と、申し上げました。

すると
「確かに日の丸君が代が戦争に結びつくようなことがあれば、わたしたちは全力で子どもたちを守らなくてはなりません。わたしは日の丸も君が代も戦争に直結するものとは考えてはいませんが、平和を守りたい。戦争はいけないという思いは、あなたがたと同じですよ」
と、言ってくださいました。

「あなたがたと同じですよ」
というお言葉は、今回はいじめや体罰、学力テストを利用しての学力重視の窮屈な学校教育についても、お聞きすることがありました。
「地域の方々も子どもたちを引き続き見守っていていただきたい」
「学校だけが教育の場とは考えていない」
そんな思いを丁寧に語ってくださった校長先生もいらっしゃいました。

また、わたしたちの色紙を手にとって
「この絵はとても愛らしくて上手ですね。どなたが描かれたのですか?」
とたずねてくださり、サークル活動を紹介しましたら、校長先生が
「わたしどものところの生徒たちも、わたしに絵をプレゼントしてくれたりするんですよ」
といって、色紙に描かれたすごく上手なイラストを見せてくださいました。そのうれしそうなお顔に、子どもたちに対する愛情を感じ、とてもあたたかな気持ちになりました。

「新日本婦人の会、と名前だけ伺えば、それこそ戦時中の『婦人会』じゃないかと疑ってしまいます」
とのストレートなご意見をいただき
「わたしたちは昨年50周年を迎えた女性のグループで、創立者には絵本作家のいわさきちひろさん、戦前から女性の参選権運動をしていた作家の平塚らいてうさんらが、二度と子どもたちを戦争に巻き込まないということを誓ってはじめたグループです」
と、お話すると、安心してくださったところもありました。

また、ある学校の校長先生は応接室にわたしたちを案内してくださり、ゆっくりわたしたちの質問にこたえてくださいました。
「日の丸君が代を用いること、壇上にある旗に礼をすることについては、何か象徴的なそれそのものを敬うことより、一緒に学校にいて学校づくりをしている人たちに対する礼儀だと考えている」
と、校長先生がおっしゃいましたので
「大阪でなされているような、卒業式での口パクチェックをどうお考えになりますか?」
と、たずねましたら
「個人的にはそれは式そのものの本来の目的には全く関係がない行為で、そこに人に対する敬意があるとは思えず、ひどく極端な例だと思っている。自分はそのようなことをするつもりはありません。」
と、はっきりとおっしゃり、校長先生の静かな情熱をみた思いがいたしました。

今回まわってみていくつか気が付いたことがあります。

それは小学校でも中学校でも、学校を訪れる人に対してとても礼儀正しく、挨拶をしっかりしてくださることです。ちょうどグラウンドを通るとき、体育の授業がはじまるところでしたが、生徒さんたちが大きな声で
「こんにちは!!」
と、みんなで言ってくださり、びっくりして恐縮してしまいました。わたしたちもご挨拶しましたが、その曇りのない声に、すごく元気をもらいました。

校長先生のお話で共通しているのが
「教育要綱にのっとって粛々とこなしている」
という点です。
「教員が起立したかしないか報告はすることになっているが、生徒については問わないことになっている」
ということを話される先生がたの言葉のニュアンスの中に、ある意味、先生たちが防波堤になり子どもを守っているというような意識もおありなのかな、と感じました。

新婦人の取り組みは学校を責めるものではなく、教育現場に軍国主義を持ち込まないその教育の在り方そのものを問う取り組みですから、今後も地域の学校とはつながり、教育方針を決める政府や文科省への要請、また選挙では軍国教育に明確に反対の立場の候補が誰か見極めたり、情報を市民と共有することの大切さを改めて実感しました。

例年よりお話してくださる校長先生が多く、ひとつには
「市民と学校がつながって子どもを見守る視線をもつ」こと
それとやはり
「憲法が危機である中で学校だけで防波堤になりうるか?」という
学校がおかれている苦悩があるのかもしれないとも想像しました。

わたしは子どもが市内の学校に通う保護者でもありますので、今回いろいろな学校の校長先生とお話できたことは、大変勉強になりました。

国分寺市は非核平和都市宣言もして、年間様々な平和行事も行われています。これからも平和の取り組みでは学校と力をあわせて、平和を守り続けてゆきたいと思いました。
  参考 国分寺市 平和への取り組み
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/community/6150/index.html

同時に日の丸君が代についても、単に賛成反対の結論を導き出すためのものではなく、そこにどんな意味があって、わたしたちが何を守らなくてはならないか、多くの方と語り合ってゆきたいと、改めて感じる一日でした。

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子どもの権利条約と、市の取り組みについて

これは、ぶんじねこ個人の雑感です。

===

子どもの権利条約というのを、お聞きになったことがありますか?

ユニセフ 子どもの権利条約について

●生きる権利
  人種、民族、性、言語、宗教、政治的意見、出身、心身の障害などによって差別されない。

●守られる権利
  子どもの最善の利益が第一義的に考慮される。

●育つ権利
  子どもの生命、生存、発達の権利を保障するために、保健、栄養、水と衛生、教育などの基礎的な社会サービスが確保される。

●参加する権利
  子どもの意見には、子どもの年齢および成熟度に応じてそれにふさわしい考慮が払われる。

について、国連で決められた条約です。日本は1994年4月22日に批准し、1994年5月22日に発効しました。

この条約に参加している国は、この権利条約の内容を国として守ってゆくと同時に、国民にこの内容の理解を広める努力をすることになっています。そして国連に報告義務もあり、内容が守られているかの審査を受けます。

http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/jido/pdfs/1006_kj03_kenkai.pdf
同報告審査後の同委員会の最終見解(仮訳)(2010年6月)(PDF)PDF
外務省ホームページ

この条約を受けて、国分寺市では、子どもの権利と未来を守ろう条例をつくろうと市議会で審議されています。

国分寺市ホームページ
子どもの権利と未来をつくる条例案
http://www.city.kokubunji.tokyo.jp/dbps_data/_material_/localhost/350000/s351500/kosodate002.pdf

その内容についてここでは触れませんが、こういった権利の問題を考える時、必ず問題になるのが
「権利ばかり主張する機会を子どもに与えてどうするのか」
という反論です。

権利の主張=わがままであるような考え方が、日本には根強くあるように感じています。

本来の権利とは、一時的な感情的なわがままではなく、「生きる」を根底にした問題で、生きる自由を阻害しない。学ぶ自由を阻害しない。など、人が本来もつ本質的なものを「権利」という言葉に集約しているはずです。

いじめや虐待を受けずに成長する権利。学びたい学校に通う権利。休息をとる権利。遊ぶ時間をもつ権利。家族の愛情を受ける権利。戦争に巻き込まれない権利。

しかし、日常生活の中では、子どもの声は「わがまま」として片付けられることが多くあります。
「抱っこして」
「もっとお話して」
「今は勉強したくない」
「片付けなんてつらいだけ」
「大人は好き勝手に過ごしてるのに子どもにはやらなきゃいけないことが多いよね」
そういうとき、大人はたいてい
「文句言わない。やることやってから文句言いなさい」
と、やっつけてしまいます。

それは躾として大切なアドバイスである反面、子どもが本来もっている自由を侵害する可能性がある場合もあります。「自由を侵害している可能性があることをふまえて、おおらかに対応する」ことを、育児書などでは
「時に子どもの声を聞いて、受け止める」
というような表現をしています。
「そうすることで子どもは安心して、信頼された喜びに愛情を実感します」
というような。

そしてそういう表現のほうが、日本人としてはほっとするし、安心して腑に落ちる傾向はあるでしょう。

けれど、単にノウハウにはめ込んでいいのか、とも思うのです。ノウハウはひとつひとつの局面では必要ではありますが、流行りの形があったり大人の都合で形を変えたりする場合があります。ノウハウを検証するとき、子ども本来がもつ権利をふまえて適切か検証したうえで実践することも大切なのではないでしょうか。

実際、いくら子どもが保護者から安らぎを受けて育つ権利があるといっても、四六時中べったらこんこんに甘えられては親もたまったものではありません。用事もあるし、体力の限界もあります。できるだけ願いに応えてあげるにしろ、今は待っていてね、ということをわかってもらう必要がある局面はいくらでもあるでしょう。

子どもは愛情を受けて育つ権利があると同時に、社会の中で生きていけるおとなへと進む教育を受ける権利もあります。躾けというのは教育の一貫であるともいえるでしょう。

何故今は我慢してほしいのか、何故今は待って欲しいのか、保護者が、必要性やこれを優先してすすめたい思いを子どもに適切に伝えたうえで、今は待つという選択肢があることを、伝え、選ばせるのが役割ということになるのではないでしょうか。そういうことの積み重ねで、保護者と子の中で権利を尊重しあう人間関係を築いて行けるひとつになるのではないでしょうか。

ただし、子どもが自由にできる時間をもたせる環境づくりは、保護者個人で作るには限界があります。やはり社会(国、都道府県、市町村)全体の責任である要素も大きいと思います。親子で行動するときに託児施設がどこにでもある、気軽に預けられる場所(人)がある、困ったとき相談にのってくれる場所(人)がある。そういう環境が整備されていなければ、子どもに「今は待つという選択肢で納得してもらう」にも、やっぱり我慢を強いる場合の割合のほうがどうしても多くなってしまうから。

うまく伝わるかわかりませんが、わたしは権利=わがままということについて、最近こんなふうに考えています。

権利を貫くというと四角四面にしゃちほこばって、他を受け付けないぶつかり合いを連想する方も多いと思いますが、本来は、権利というのはいくつもの選択肢の中から何かを選ぶ権利の保証(つまり社会の中で自由が保証されていること。同時に責任もともなうこと)までのことをさすのであって、権利=わがままだから主張すべきでないという説は、権利のほんの一部分を見て、「自由を抑圧する予防線」的考え方にすぎないのではないかと。

個人的には、星野市政が保育園の民営化を、子育て新システムの先取りともいえる強引さですすめていることについて、おおいに不満があります。

一方で、子どもの権利条約を受け、市として何らかの形にしようとしている姿勢については評価できると考えています。内容については今まで有識者で検討されたり、子どもたちに対して虐待やいじめの実態調査を行うなど努力をされているとは思いますが、今一歩「権利」というものについて踏み込んで・・・

それこそ安易な保育園や学童保育所の民間委託など許せなくなるような(たとえば収入の差によって教育や保育に差が出ることは、差別に該当します)、子ども本来の生そのものや保育、教育にまっすぐ目を向けた内容を期待したいです。それができないなら、絵に書いたもちのような条例には疑問しか残りません。厳しく言わせていただけるなら「自分はこんなに子どものことを考えている」というアリバイ作りに使われるのは、たまったものではありません。

子どもの権利と子どもの権利条約に沿った内容であるかを客観的に評価することも国連NGOの新婦人だからできる取り組みではないかと、色々調べていて感じました。

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9月4日どうなっちゃうの?国分寺の保育園★学習会

気圧が急に下がると体調も下るのよー。
今日は体調が思わしくなくぐったり過ごしてしまいました・・・。

って、いったいあなたは何歳ですか~?って感じですが、ぶんじねこは気圧の変化と湿度の変化に非常に弱いです。

湿度が高いと溶けていくんじゃないか・・・という気がします。

さて、着々と準備が進む9月4日の保育の学習会。

こちらは新婦人の行事ではなく、ぶんじねこが保護者の立場で個人的に参加している集まりです。新婦人では国分寺に保育園を作るときに、署名を集めたり市役所との交渉に参加したりと尽力してくれた歴史があるそうです。

テーマは
●そもそも保育が担う役割ってなんだろう
●民営化でどんなことが起こるのか
●基幹型保育を含むプランは実現可能か
を柱に、話していただく予定で、その後フリートークの意見交換も楽しみです。

どうぞ皆様ふるってご参加ください。

2011年9月4日 10時~
本多公民館ホール
講師は、東京の自治体と保育の問題に詳しい加藤忠久さんです。

ぶんじねこ、8月16日には、人生初、市議会の厚生委員会の傍聴にも行って参りました。

保育園の全体案について寄せられたパブリックコメントは165名、意見数としては961件が寄せられたそうです。

「パブリックコメントの回答にあたって」という市の文書も、民営化ありきの方針が繰り返されるだけで、根本的な回答にはなっておりません。

なお、パブリックコメントと回答の冊子は、全体で88ページにわたる大作で、そのほとんどが民営化に対する不信、不安、反対を占め、賛成意見はほとんどありませんでした。また、市で採用した意見は961のうち30数件で、ざっと見たところ
「障がい児の対応について現在のつくしんぼや保健センターとの連携は維持、向上することを『明記』します」など、障がい児の保育についての意見については比較的意見を反映しようとする姿勢がありました。

ただ「表記が足りなかったので明文化します」など、内容の根本的な改善ではなく、単に表記の問題としたり、ガイドラインを作成することで事故を予防する姿勢に一貫しています。

9月1日に回答の一部を公表するということです。厚生委員会では、これだけの意見があって、今後の方針の変更や討議も深めないまま、市の回答を出してしまうのは、どうなのかという意見も少し出ましたが、担当の課の人の
「しかし早く回答を出すことは市民との約束でもあるので、出さないとおかしい」
と、ふりきり
「パブリックコメントを受けて市がどうするのか」について、いつどのタイミングで討議されるのか決まらないまま、委員会の議事はすすんでしまった・・・という印象です。

ただ、議会では日本共産党市議団を除くほとんどの議員さんが
「アウトソーシング案には賛成。保育園も含む」
という立場であると聞いておりましたが

「市長は公約だから保育園民営化という強い立場でこれを進めないと約束してほしい。」
「保護者の心配は当然。保育園は命の問題で責任感と緊張感が必要だ」
など、慎重にこのことをすすめるべきという声が多かったのも事実です。

パブリックコメントだけでなく、市の説明会で出た保護者の意見からしても、市の強引な進め方に強い抵抗があること、汲んでくださってとてもありがたいなと思いました。これからも市民の声を的確にとらえて、議会にかけてくださることを期待します。

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【ご参加ください】どうするどうなる、保育園・学童保育

7月26日夜7時、恋ヶ窪公民館にて、
「どうする?どうなる?アウトソーシング実施計画~保育園・学童保育民営化の学習&トーク集会」
を新婦人主催で開催します。

国分寺市は、主だった福祉私設を民営化して経費削減する方向で動き出しています。

一方民営の保育所も増えています。新しい民営保育園については、その個性をいかしておおいに地域に貢献してくださることを期待しますが、今ある市立の保育園まで、民間・廃止してしまおうというのが、そのプランの実態です。

皆さんの保育園に寄せる思いを語り合う集会にしたいと思っています。

民営化のメリットとデメリットや、議会で話し合われていること、保育園の他にもターゲットになっている、学童保育所、学校給食、児童館、公民館などがどうなっていこうとしているのかの実際のプランも確認してみましょう。


チラシおもて


チラシうら

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