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東京都国分寺市の新日本婦人の会、国分寺支部のブログです。支部からのお知らせや、管理者ぶんじねこの個人的見解も含んだ雑感など色々を発信します。

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NaIシンチレーション検出器は、国分寺市で正しく使われているか?

twitterで、色々な方の声を聞くことができます。その中に
「国分寺市はいい機械を持っているのに宝の持ち腐れじゃないか?」
という声を拾いました。

会員さんの中にも原発事故以来子どもにマスクをさせないと落ち着かない、外で子どもを遊ばせたくない、学校給食を食べさせることが心配、家でどんなものを食べさせていいのかもうよくわからなくて不安ばかりがつのる、という声を聞きます。

ぶんじねこ個人は、産地ではなく検出値で食材を選ぼう!という考えで自分の気持ちの均衡を保つようにしていますが、それでもやっぱり子どものことですから
「国分寺市は測ってくれてるからもう『絶対に』大丈夫!」
とは思えません。

原発事故については国や東電による事実の隠蔽や情報操作が次々明らかになり、その中に
「放射能の測定値、もしくはその測定値をどう見るか」
という情報にもばらつきがあります。

(いくらなんでも低線量の被曝にはむしろ抵抗力がつく効力がある、なんていう情報を信じることはできませんが!)

一度不安に思うと「個々が納得いくところまで追求しないと不安が拭えない」それがこの事故と放射能について根が深く複雑な問題、そして課題だとも感じています。

あれこれ考えてみましたが、まず、市民は税金を払っている立場であるのでメーカーさんにとって広義ではお客様であろうと思い、偉そうにするわけではありませんが、利用者のひとりとして、質問をいくつかしてみようと思い立ちました。

国分寺市のHPによると、使用機器は
○測定機器:EMF211型ガンマ線スペクトロメータ(NaIシンチレーション検出器) ◇EMFジャパン株式会社
だそう。早速電話してみました。

●質問
  新日本婦人の会国分寺支部のぶんじねこです。国分寺市では給食食材の放射能検査をしてくれるようになり、大変感謝している立場のものですが、専門的なことがわからず、会員や市民から不安の声も出ています。その中に「市ははたして機械の性能を有効に生かして測定しているのか?」という疑問の声が出ました。それでお電話を差し上げています。メーカー様から国分寺市に、「機械の性能を最大限生かして適正に使用されているか」指導することはありますか?

●回答
  お電話ありがとうございます。使用方法について、明らかに間違えているというときにご指導させていただくことはメーカーの責任としてはできるのですが、「機械の性能を最大限生かす」という指導はする立場ではございません。厚生労働省の「下限検出値を●●以下に設定する」などの基準をクリアをしていただければよいということになっております。

●質問
  機械の使用方法について、講習会や定期点検にともなう使用法チェックなどはメーカーのアフターフォローとしてしていますか?

●回答
  特に位置づけてはおりません。ただ特定のお客様ということではなく、会社の中でもより正しく使っていただけるかということは課題だという話は出ております。現状はこの春から検出基準が変わったことにともない、メーカーも試行錯誤や模索しながら使用法を理解していただく段階にあります。なので組織的、定期的という意味で実践はまだされていません。講習会や利用者交流会のような企画は検討してはいます。

●質問
   これまで講習会や交流会はされていないのですか?

●回答
   現段階では、どこどこが顧客でいらっしゃるいう情報公開はメーカー側からはしておりませんし、またそれをしてもいいかという問題もあり実現してはいません。

●質問
   素人感覚でいうと、人間のやることなのでだんだん丁寧さがなくなっていく、誤解したまま使用してしまうなど、機械を正しく使い続けるということはけっこう困難だと思うけれど、それができているかどうかということを、税金を払っている市民も自治体ごと広義に利用者といえると思うので、チェックし、確かめる権利もあると考えています。メーカーのHPなどで、機器の取り扱い説明のおいての注意やポイントを公開されてはいませんか?

●回答
   商品カタログについては公開しております。しかし詳細については公開しておりません。理由として、本来この機械は大学の研究所など専門知識や技術のある方向けに開発された商品で、分類では精密機器です。少なくともハンディタイプのガイガーカウンターとは全く違うものです。説明書などもかなり専門的だったり詳細にわたったりするので、仮に取り扱い説明書を公開したとしても、一般の方に理解していただく目的では使用できないのではないかと考えています。もちろんお買い上げいただいた場合には差し上げております。一方で同時に、機器の取り扱いがなるべく簡単になるよう、開発努力をしている最中でもあります。

●質問
   ということは逆に、わたしたちの自治体でもそれを使用している人は必ずしも専門的知識があるとは限らず、一般市民と同じ知識レベルの職員の誰かが付け焼刃的に測定している可能性もあるということですね?

●回答
   自治体により専門機関に依頼している場合もあるとは思いますが、そのように使用されている個人や団体もいらっしゃると思います。

●質問
   つまりやはり、より有効に検出器が使われている可能性については、当初お聞きするより心配な要素は強いように思えてきましたが、どうでしょう?

●回答
  たしかにそうです。残念ながら現段階で明らかに間違えているということは把握できればご指導させていただいておりますが、たとえば「このような使い方をすれば検出下限値を最大限下げることができるよ」というようなご指導をすることはわたしどものほうではできません。

●質問
  是非、使い方や内部被曝についての専門知識を共有し、支えあう取り組みにメーカーとしても努力していただきたいなと思います。

●回答
  具体的にどうするということは現段階ではお約束できませんが、お気持ちはよくわかります。

●質問
  検出下限値をどこにすえるべきか、出たデータをどう見るか、またどこからどこまでが安心かというのは、わたしどもの会でも個々に感じ方が違い、意見をまとめることも困難です。ただ事故については関連メーカーや被災者、会員会員でないによらず、ありとあらゆる知恵を結集して乗り越えてゆく課題であることだけは確かです。原発の再稼動についてはわたしたちは反対の立場ですが、放射能問題をどう乗り越えるかということは、これとは別に、「より安心安全であるべきである」ということだけは確かですよね?具体的に「ここからここまでで、内部被曝も実際しなくてすむし精神的にも不安を払拭できる」ということはなにか模索しています。メーカー様にも専門知識のある立場としてご協力いただくことはこれからも沢山出てくると思います。お忙しいところご迷惑とは思いますが、またわからないことが出てきたら、お電話をしてもかまいませんか?

●回答
  かまいません。どうぞお気軽にお電話ください。

●質問
  メーカーさん主催の市民向け講習会など、お願いしたら来ていただくことはできますか?

●回答
  申し訳ありませんが今はそのような用意があるかも把握しておらず即答できません。ただ・・・もしよければこういう精密機器を使用しながら研究されている大学なども沢山ありますので、市民の講習会などについてはそういったところから先生をお呼びするほうが一般の方にも理解できる内容で企画していただけるのではないかと思います。また、市民団体でこういったジャンルで自主的に調査されているところもありますので、そういったところで指導されている研究者の方もいらっしゃると思います。そちらにお問い合わせいただければと思います。

●質問
  (思いつく例をいくつかあげて確認)

●回答
  (そういう方向で)

ありがとうございました。

==========

以上、わたしも相当どきどきしながら電話をしたので、まとまらない話になってしまいました。大変読みづらい内容だったと思いますが、国分寺市が機械を有効に使えるかどうかというのは、市の自主的な努力にかかっている、ということだけは明らかになりました。

厚生労働省の検出基準に市が依拠しすぎていないか、市民として市にもはたらきかけてゆきたいと思います。

安心するにも・・・統計学的にはデータが足りていない。それが日本です。統計をとるためにも正確なデータを把握すること、より多くの分母が必要であることは絶対条件。身近なことから未来に向けて、動いてゆきたいと思います。

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親子リズム小組の「ラッコの会」たのしいよ! ^^

マッサージ

北の原地域センターで、月二回(主に隔週火曜日)おこなわれている、ラッコの会を訪問しました。

新婦人の親子リズムは、お子さんの脳と身体の発達をうながす楽しい体操と、お母さん自身のリラックス、そして仲間づくりをテーマにしています。

ぶんじねこは実は赤ちゃんマッサージやリトミックなど、とっても興味津々だったのですが、双子であちこち出かけられないのと、子どもがすっごくぐずる子たち・・・、いわゆる「場所見知り」ちゃんだったため、ほとんど出かけたことがありませんでした。

ああいうところで赤ちゃんがぐずるのって、すごくお母さん自身のストレスになっちゃうんですよね (;;

でも親子リズムを知ってたら、参加してたろうなって思います。

新婦人の親子リズムは赤ちゃんの成長もさることながら「ひとりぽっちのお母さんをなくす」取り組みです。なので
「うちの子は、スーパーぐずりんちょだけど、大丈夫かしら」
という方にこそ、いらしてほしいなぁって思います。

  

お母さんの支え役として、新婦人のベテランサポーターの方もいらして、絵本を読んだり手づくりおもちゃで遊ぶ時間をつくっています。



輪の中にボールを通す。できたー。おはなしがとっても上手にきけました。

  

親子リズムは、ごあいさつのうた、マッサージ(月齢、年齢、性別に合わせた刺激を与えます)

お母さんは普段より少し高めの優しい声で、おうたを歌いながらすすめてゆきます。

  

ころころ転がったり、抱っこしたり、背中にのったり。これも年齢に応じて一緒に動ける工夫をしてありますので、赤ちゃんから、大きなお友達まで楽しめます。実は、運動不足の大人がやっても、けっこういい運動になったりして。

ラッコの会は随時体験受付中です。

また、会の維持運営、リーダーの研修のため、新婦人会費毎月900円をお願いしています。

新婦人は子育て新システムNo、消費税アップNo 原発ゼロなど、多くのお母さんの不安や悩みと直結する、政治の問題を語り合うことを、タブーとしない団体です。
「こんなこといったらうるさい人って思われたらいやだな」
「放射能のことなど気持ちの処理ができないけど、友だちに話すのは勇気がいる」
そんな話も自由にできます。

もちろん、生活の中で感じるいろいろなことも。

「あーー、そういういたずら、あるある」
「ついイライラして怒っちゃうときどうしたらいい?」
「夫の帰りが子どもの寝かしつけの時間と重なっちゃってストレス!」
「時々イライラして自分には母性本能が足りないのかと自己嫌悪になる」

そんな話もOK!

ぶんじねこは双子が赤ちゃんのとき、育児のことより介護に悩むことが多かったんだけど、そのことを話をする場をもてなくて(まだ新婦人に入っていなかった!)すごく孤独だなぁって思うことがよくありました。

今は事務局のオシゴトなど多忙ですが、いずれ自分の家の近くでも親子リズム小組をつくって地域の皆さんとつながってゆくのが目標です♪

恋ヶ窪周辺の皆さんは、是非、ラッコの会に参加してくださいね!

親子リズム体験は、7月28日(土)の本多公民館でおこなわれる
「新婦人 なんでもサークル体験会」
午前の部でも体験できます♪

ラッコの会
090-5999-1034 (ミナミ)

新婦人国分寺支部
042-329-1092

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親子リズムリーダー講習会と、小組合同体験会

6月14日、国分寺Lホールにて、新婦人の親子リズム、リーダー講習会が開かれました。



親子リズム小組では、感情を発散できない子どもや、オンオフが上手にできない子が育ちやすい現代で、親子で向かい合って触れ合うマッサージや、ダンス、高い高いなどを組合せたプログラムで、信頼関係をつくってゆきます。親子の関係だけじゃなく
「ひとりぽっちのママをなくす」
をモットーに活動を広げています。

   

   

国分寺にも、今一箇所月2回の親子リズムが行われていますが、もっと増やしてゆきたいなと思いました。

めからうろこ

また、午後からは小組合同体験会。

絵手紙。習字。ひまわりコサージュ。親子フォト。
  

  





最後は全員でポップス小組体験。

ぶんじねこはアルトであまり高音は高くないのですが、なんと上のソかラまで出ちゃいました!これはすごい。

大興奮で帰り道カラオケにいきたくてたまらなかったよ~。

国分寺でも7月末に小組合同体験会を開く予定です。どうぞお楽しみに!

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「このままでいいの?国分寺市民のつどい」のご案内

チラシWEB用
チラシ印刷用pdfのダウンロードは
どうなっちゃうの国分寺の保育園ブログ」よりどうぞ。
(pdfファイルです)

・高齢者向けのお風呂の事業が廃止され楽しみがなくなった
・公民館だよりがP6だったのがP2に減ってしまった
・公民館でコピーできる枚数がほぼ半減になった
・花街道整備のための補助金が0になった(草ボウボウになるかも?)

また、保育園の民営化問題や学校給食などなど引き続き市民生活に関わる問題は山積しております。これらの問題について、分野や世代を超えて「国分寺市よ、このままでいいのか」という思いを共有する場をもうけようということになりました。是非、御参加のほどお願いします。当日は、何人かの方からも発言をしてもらう予定になっておりますが、飛び込み発言も募集しております。

このままでいいの?国分寺市民のつどい
開催日時:7月1日(日)13:30~16:00
開催場所:国分寺労政会館第4会議室
主催:このままでいいの?国分寺市民のつどい実行委員会


新日本婦人の会国分寺支部も実行委員の一員として活動しています。

さて、このチラシの真ん中のカット。これ実はぶんじねこ撮影の写真をイラスト風にレタッチしております。

撮影はけやき公園。公園内の水の広場で遊ぶ子どもが、ふと見せた表情がなんともまっすぐに「おこってる」瞳をみせてくれたので、このイベントのチラシ作成の依頼がきたとき、もうこの一枚しかないと思っておりました。

(裏話をすれば、これも第三稿。皆さんと思いを重ねる集会にするため、実行委員みんな真剣に取り組んでおります。)

自分のことは我慢できても、子どものことって我慢できないですよね?国分寺市にある様々な問題について、自分たちの生活にどうかかわる問題があるのか共有し、国分寺市の未来を築くエネルギーに変えてゆきましょう!

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恋ヶ窪公民館祭に参加して(平和部)

2012年5月31日号「結花」より転載

恋ヶ窪公民館祭に参加して
今年のテーマは
「いま広げよう地域の輪」
    (平和部 Tさん)

5月11日~13日に行われた、恋ヶ窪公民館祭に、新婦人はパネルの展示で参加しました。昨年に続き、平和部がパネル製作を担当しました。

今年は『原発・わたしたちの未来は?』というテーマで、安全点検、責任、補償など、何一つすませていないのに、再稼動の動きのある、原発問題に焦点をあてました。

●原発稼動することにより発生する大量の核のゴミ問題
●退避圏50キロには一千万人を超えるであろうと想定される「無謀再稼動」の日本列島地図
●原発をとめてもわたしたちは実は何も困らないことを示す「発電設備要領と最大需用電力量の推移」を置きました。(京都大学の小出裕章さんの『原発のウソ』を参考にしました)
●なぜ再稼動を強行しようとするのか、「原発推進の構造的しくみ」(『新婦人おしゃべりBOOK』より)
●再生可能エネルギーに転換した各地域の取り組み(『新婦人しんぶん』より紹介)
●内部被爆のこと(文科省配布の副読本と、福島大学『放射線副読本研究会』を比較)

を、展示しました。

見ていた方々の感想
♪ こういう副読本ってつかっているのは知らなかった
♪ (文科省の副読本に)こんなこと書いて原発の安全神話から抜けてないんじゃないか
♪ 母乳で子育てしていますが水道水は怖い。水は買っています。水道局のHPをいつも見て安全確認をしています
♪ こんなに電力が足りているなんて知りませんでした

★平和の使者に折鶴を

5月13日の午後は、休小体育館で「折鶴作り」のコーナーを担当しました。

国分寺市は毎年8月15日の広島平和記念式典に小中学生を公募。「ピースメッセンジャー」を贈っていますが、その子どもたちに託す折鶴です。

原爆による白血病で亡くなった佐々木禎子さんの話をしながら折ると「そんな話は知らなかった」「折り紙だいすき。家でもよく折るよ」など、子どもたちの話も楽しかったです。

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