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大塚駅ご利用の皆さん、こんにちは。
わたしは新日本婦人の会で活動しています、ぶんじねこです。
わたしは初めて橋下市長の話を聞いたとき、やはり条件反射的に「なにをたわけたことを言ってるんだ!この市長は!!慰安婦に駆り出された人に失礼だろう。女性のことをバカにして!」と、思いましたが、時間の流れの中で考えたことは少し違うことでした。
「何故橋下氏は『慰安婦は必要悪』などと定義するのか?それは女性をあてがっておけば男たちはなんでもいうことをきく、楽に支配して戦争に駆り出しても文句を言わない。だから必要悪なんだ!といっているのと同じで、これは女性に失礼なのはもちろん、男性の皆さんにとっても由々しき事態なのではないかと!」
(ここで通行中の数人の男子が足をとめてくださいました)
わたしはこの問題について、一部の男性が「また女性の人権団体のうるせーのがなんかいってるよ」って高みの見物している男性にこそ、『あの大阪市長と同じ穴のむじなでいいのですか?』と、問いたいです。
さて、わたしは今年の2月、慰安婦問題について取り組む団体から講師をお招きして、かつての大戦のときに慰安婦として駆り出された女性の証言や、なぜ慰安婦が集められたのかということを学ぶ機会がありました。
ある意味橋下氏は支配者、権力者の発言をしていると思います。つまり日本軍慰安婦が誕生した理由は、制圧した土地での略奪で女性を犯して性病をうつされることを防ぐ目的。略奪そのものを防ぐ目的。さらには過酷な軍事行動の中軍隊への不満を蓄積させて反乱を起こさせないため、女性をあてがって男性の人権を剥奪して支配する目的。つまり、橋下氏は気づいていないようですが、実は慰安婦を必要としているのは、兵隊さんたちではなく、その兵隊に駆り出された男性たちを支配する軍の上層部、橋下氏のような立場の権力者が必要としているわけです。
どうでしょう。男性の皆さん。人を人とも思わず「女さえあてがっていれば男は人を殺すし上には逆らわない」そう言われて腹がたちませんか。そういう考え方が日本の未来を戦争にまた巻き込んでいくのかと思うとわたしはとても腹がたちます。
わたしには8歳の娘がいますが、娘たちに未来に人を人とも思わない戦争のある未来は、絶対に要りません。
また、慰安婦がどのように戦場に連れて行かれたか、証言を聞きました。朝鮮のある村では村長さんが村の貧しい女たちを集め「仕事があるから南の島に行かないか」といったそうです。「南の島に行けば仕事があるし、口をあければおいしいバナナが空からいくらでも降ってくるんだよ」
なんという下劣な誘い文句でしょう。
(多くの方が足をとめて会員と対話したり、シール投票する様子がよく見えました。そして最初に立ち止まってくださった男性が、ずっとまだ、聞いてくださっていました)
しかし生きるすべが他にない娘たちは自ら志願するように駆り出された者もいるといいます。そして行けばその仕事とは身体を売る・・・売るといってもお金などろくにもらえたものじゃありません。身も心もボロボロに一日何十人も相手する。それが日本軍が強制した慰安婦の実態です。これについて橋下氏や安倍氏のような人がが「志願は強制ではない」などと発言するのもおぞましいとわたしは思います。みなさんもこれが「強制でなかった」といえますか?たとえば小さい子に「お菓子があるからついておいで」といってさらったら、それは強制的な誘拐です。慰安婦にも同じことがされていました。
橋下氏は、アメリカ軍の司令に「アメリカ軍兵士も慰安婦が必要。風俗を利用してください」といったそうですが、これについて風俗の仕事をする人たちから「わたしたちは犯罪予備軍の受け皿の仕事ではない。そんな責任は負わされる筋合いなどない」と、たいそう怒っていらっしゃると聞きます。
わたしたちは東京で暮らしていて沖縄の米軍兵が沖縄の女性たちにどんな仕打ちをするのかほとんど知らずに過ごしていますが、長い歴史の中ではまだ学校に行く前の年の少女が、複数の米軍兵にレイプされ、殺されてゴミの収容所に捨てられたという事件まで起きているそうです。沖縄の人たちの苦しみを思うとわたしたちは知らないで済むことでもないと思うし、今、この現代においてそのようなひずみを生み出す軍隊が日本の中にあることについてとても受け入れられるものではないと考えます。ある意味橋下氏の発言により、軍隊の性質がひとつ明らかになったともいえると思います。
これをきっかけに皆さんと、軍隊のない日本、戦争のない日本をつくっていきたいとわたしは思っています。わたしたち新婦人もこうした問題を学んだり、語り合ったりしています。政治の話をタブーにせず、多くの女性、市民の皆さんと語り合いアクションする団体です。
はい・・どうぞ見本誌をお持ちの方~その方に~おわたししてくださーい。
(通行人の複数の方が周囲をきょろきょろして、自分に新聞をくれるのか探してる様子が見えてちょっと面白かった。欲しいと思われた方に無事お渡しできていたらよいのですが)
皆さん、黙っていても日本は変わりません。これから来る選挙でも日本を変えていきましょう。しかしそれまで黙って待てないと思われる方は、今わたしたちは毎週発行している新婦人しんぶんの見本誌をお配りしています。チラシもお配りしています。シール投票も実施しています。この声、橋下氏や議員の皆さんに届けましょう。どうぞ新婦人の仲間にお声をかけてください。そして一緒にできることをしていきましょう。
ご静聴ありがとうございました。